ハワイ島ヒロ近郊にある墓場の写真です。
さすが日系人の町ヒロ!日本式の墓だらけ。
詳しく見てみると、ちょっとした
ハワイの歴史を垣間見ることができます。
お墓に刻まれている名前ですが、漢字で「OO家」と彫られているものと、ローマ字で彫られているものとに分けられます。よく調べてみると、1942年から1960年代初頭にかけて、ローマ字が多いことに気付きます。
第2次世界大戦中、日系人の多くは迫害を避けるため「
日系」というアイデンティティーを捨てた(もしくは捨てるふりをした)そうです。日本の文化を捨て、漢字を使うことも避けました。
自分たちはアメリカ人なんだという事を証明するために、
お墓にローマ字で名前を彫ったのですね。
ちなみにこれはモルモン教のお墓。
その他にもカトリック系とか、色々セクションで分けられていました。
墓場で写真を撮ってる僕は傍から見たらかなり不謹慎で怪しかったと思います。